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教授のクッキーが美味しいからサンタクロースになることを決意した

教授がクリスマスクッキーを焼いてきたらしく、研究室で配っていた。

 

「我が家では毎年クリスマスにクッキーを焼く習慣があって、せっかくなので持ってきました。たくさんあるので、ぜひ食べてください」と言いながら、クッキー入りの箱を持って歩き回っていた。せっかくなので数枚いただく。

味はバニラとチョコの2種類。チョコチップなどは入っていないシンプルなクッキーで、形が不揃いなところに手作り感がある。

 

食べてみると、よくあるサクサク系のクッキーではなくネトネトしたクッキーで、生乾きの紙粘土を食べているような食感だった(食レポが下手)。かなり好きな食感で、うまいうまいと言いながらもらった分を全部食べてしまった。

 

教授がクッキーを配り出したのを皮切りに、コーヒーを淹れる先輩も現れ、研究室ではちょっとしたお茶会が開催された。おかわりのクッキーに手を伸ばしつつ先輩の話を聞くと、教授がクリスマスクッキーを焼いてくるのは毎年の恒例行事らしい。

なので、大学院に進めば来年も教授のクッキーを食べられる。僕は院試を受けずに就職してしまったが、院試前にこのクッキーを食べていたら、大学院に進んでいたかもしれない。大学院に進む友達が羨ましい。

……と思ったが、クッキーが振舞われるのがクリスマスだけの行事なら、何も大学院に進む必要はない。クリスマスにさえ研究室に居ればクッキーは食べられる。うちの研究室にはよくOBが遊びに来ているし、僕も同じようにクリスマスに遊びに来よう。クリスマスにだけ現れるサンタクロースみたいなOBになろう。そして、クッキーだけ食べて10分で帰ろう。

 

それにしても教授のクッキーは本当に美味い。できる事ならクリスマスだけでなく、毎日食べたい。クッキークリッカーのグランマみたく、狭い部屋に数万人の教授のクローンを幽閉してクッキーを焼かせ続けたい。One Mindを使用して異形の教授を創りたい。

 

教授はなんで研究者になったんだろう。クッキー屋を開いていれば、いまごろ世界的に有名なクッキー職人になれていたはずなのに。