睡眠とパソコン

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2022年12月9日~12月11日の日記

12月9日(金)

一日中プログラムを書いて過ごした。コードを書いてる時に全然解決しないエラーに遭遇して、イライラしすぎてモニターを叩き割ってキーボードを窓から投げ捨てる一歩手前まで行った。いったん落ち着こうと思って外の空気を吸い、冷静になってエラーログを読んだらエラーはすんなり解決した。

良いエンジニアになるには、論理的思考力や知識の蓄積も大事だが、エラーに遭遇した時に落ち着いてエラーログを読む冷静さも大切だ。

 

プログラミングスクールや情報系の大学ではいきなりプログラミングに触れる所からカリキュラムが始まるが、やはり一番最初は禅の授業から始めるべきだ。合計30時間の禅の授業を終え、澄んだ心ででHello Worldを出力する所から始めないと、良いエンジニアになるのは難しい。

 

 

12月10日(土)

冷凍庫を漁っていると、凍らせた蒟蒻畑を見つけた。賞味期限は2019年9月。でも冷凍庫に入っていたから大丈夫だ。冷凍庫に入れられた食材は劣化が完全に止まり、消費期限が∞になるなんて事は、RimWorldを遊んだことのある人なら誰でも知っている事実である。

 

 

12月11日(日)

なろう系のラノベを読みながら、異世界に生きる主人公はよく気が狂わないな、と思う。

 

現実世界と(なろう系)異世界の違いの1つに、世界の変遷のテンポがあると思う。現実世界に比べて、異世界は世界の移り変わりが速すぎる。

 

現実世界において、現状を変えられるのは運と地道な努力のみである。運はギャンブル性が高く、確実に変化を起こそうと思った場合、地道な努力に頼らざるを得ない。現状を変えるには数か月~数年単位の時間を要し、それ以外に世界を変える方法は存在しない。

だからこそ、より変化が激しく刺激的ななろう系に惹かれてしまうのかもしれない。レベルやスキルがものをいい、有用なスキルが手に入ればすべてをひっくり返せる世界は魅力的だ。

 

ただ、それは逆の場合にも成り立つ。現実世界は1日頑張った程度では何も変えられないが、逆に言えば1日怠けた程度では何も変わらない。現状を変える大変さにうんざりする事もあるが、この変わらなさは怠け者の僕にはありがたくもある。

同じように、1分で世界の覇者になれる異世界は、1分後に他の誰かが世界を支配している危険の中で生きることを強要する。頑張って上げたレベルも、地道に集めたスキルも、苦労して手に入れたアイテムも、長い時間をかけて振り向かせたヒロインも、1分後に他の冒険者のチートスキルで奪われるかもしれない。

 

僕にはそんな異世界で正気を保っていられる自信はない。なろう系異世界で狂わない異世界人はすごい。