9月30日(金)
カルト教団運営シミュレーションゲーム、Cult of the Lambを始めた。
ゲームのストーリーはトレーラーとして公開されているので、次の段落に書いてある僕の下手くそで分かりにくい説明を読むくらいなら、上の完成度の高いトレーラーを見た方が良い。
トレーラーの動画をどうしても見たくないトレーラー恐怖症、もしくは「見ろ」と言われると見る気が失せる天邪鬼のために説明すると、このゲームは主人公の羊が異教徒の生贄として殺される所から始まる。しかし死の後にあるのは永遠の無ではなく、死後の世界だった。主人公の羊は、死後の世界において、鎖でぐるぐる巻きにされたバケモノから取引を持ち掛けられる。それは「お前を現世に蘇らせ、かつ私が持つ『信仰心を呪いに変える力』を貸してやるから、私をここに封印した奴らを殺してきてくれ」というもの。その取引を承諾し現世に蘇った主人公は、自らを教祖とするカルト教団を立ち上げる。そこで集めた信仰心を呪いの力に変えながら、バケモノを解放するための旅に出るのであった…。
このゲームはどちらかというと、冒険パートよりも教団の育成パートがメインのゲームである。「信者を見せしめのために殺し、恐怖で支配する or 優しさを持って信者に接し、信頼関係により支えてもらう」「不満を買ってでも信者から金を巻き上げる or 信者に金を与えて信頼を買う」「労働は美徳であるとし、休憩時間を削って働かせる or 休日を作る」など、教団の運営方法には自由度が持たせてあり、ユーザーは自身の理想の教祖になりきったロールプレイをして遊べる。
また、どうぶつの森で村の名前を決めるのと同じ要領で教団に「○○教」という名前を付けることができ、何を信仰するかも選ぶことができる。
ちなみに僕は「猫教」という名前でプレイしている。読み方はニャン教。私たち猫教は、汚い俗世から距離を起き、みんなで楽しく暮らすことを目的としています。希望者以外は生贄にしません。みんなで育てた美味しい野菜を毎日お腹いっぱい食べられます。もちろん休日はあります。信者のみなさんも楽しそうに暮らしています。ただ一つ、信者には
さあ、あちらの手術室にお入りください。あなたもすぐに猫の姿になれますよ。
10月1日(土)
信者のみんなで踊った。かわいいね。
10月2日(日)
信者のみんなで儀式を行った。かわいいね。
10月3日(月)
僕が掃除をサボっていたせいで、教団のトイレが詰まってしまった。トイレの個室にはうんちがみっちり詰まっていて、ドアの外にまでうんちが漏れ出ている。かわいいね。
10月4日(火)
説教を行った。ネコと和解せよ。真面目に聞いてくれる信者のみんな、かわいいね。
10月5日(水)
だいぶ信者が増えてきた。みんな寝顔もかわいいね。
10月6日(火)
バケモノを封印していた奴らを全員殺し終わり、バケモノを解放した。その後██████である█████を█し、█████が████になった。ストーリー的にはゲームクリア。
我が教団の勝利を祝って喜んでくれる信者のみんな、本当にかわいいね。
ゲームをクリアして振り返ると、プレイ時間の3割くらいはボーッと信者を見て過ごしていた。猫の姿でちょこまかと動き回るキャラクターは見ているだけで和み、信者全員を猫の姿にするロールプレイをしてよかったなと思う。
最初は「猫教」じゃなくて「うんこ教」という名前で遊ぼうと思っていたけど、そうしなくて本当によかった。嫌がる信者を押さえつけ、「これが神の思し召しだ」「貴様に糞を食わせろという声が聞こえるんだ」と言いながら、無理やり口の中にうんこをひり出そうと思ってたけど、やらなくてよかった。うんこ教でゲームを開始していたら、一番最初のボスも倒さずに辞めていたと思う。