2022年8月20日~8月21日の日記

8月20日(土)

このブログでもたびたび書いているように、僕には深夜に散歩をする趣味がある。

 

ここ数日間実家に帰省しているので、せっかくなので深夜に母校の中学校に行ってみることにした。

深夜0時ごろに家を出て、中学生時代に毎日往復していた通学路を通って中学校へと向かう。昔はとんでもなく長距離に感じたものだが、成長して足が長くなったのか、あっという間に到着してしまった。

 

深夜の中学校に忍び込む目的も度胸もないのですぐに帰ろうと思ったのだが、せっかく来たのに校舎を一目だけ見て帰るのも味気ないと思ったので、校門の横に腰を下ろして30分ほどYouTubeを見て過ごした。

校門前で30分も待っていれば中学生時代の同級生が散歩がてら来るんじゃないか、その確率は0.05%くらいはあるだろう。と思っていたのだが、精神が中学校から卒業できていない青春の亡霊はそう多くないらしく、誰も来ること無く30分が経過し、そろそろ近隣住民に通報されかねないと思ったので、また懐かしい通学路を通って家に帰った。

 

家に到着すると大学生の妹が彼氏の家に泊まりに行くための荷造りを進めているところで、兄妹なのに人生の立ち回りの上手さにここまで差が出るもんかねと思い、妹に青春からの卒業の仕方を聞こうと思ったが、普段家から出ない引きこもりの僕は中学校までの往復1時間を歩いただけで疲れ果てて気絶寸前だったので、そのまま倒れるように就寝。

 

 

8月21日(日)

今日も散歩をする。今日は実家から20分のところにある神社に来た。この神社には浪人生のときに毎日のように来ていたので懐かしい。

 

僕は1年間浪人をしていたのだが、ダメ浪人生だったので、毎日起きるのは昼過ぎだった。昼過ぎに起きてカップラーメンを作り、まとめサイトを見ながらダラダラ食べているうちに午後3時。それからひたすら「小説家になろう」を読んでいた。小説家になろうは誰でも小説を投稿できるサイトで、無料でたくさんの傑作を読むことができるので、お金がなくて時間が有り余っていた浪人時代には重宝していた。午後6時ごろまで小説家になろうを読んでいると腹が減ってくるので、親が仕事に行く前に作っておいてくれた夜飯を温めて食べる。夜飯を終えYouTubeを見たり1時間くらい勉強したりしていると、午後9時ごろに親が仕事から帰って来る。

親は「今日は何してたの?」とか「勉強は順調?」とか「模試の結果どうだった?」とか聞いてきて、毎日何もしていない僕はその質問をされると胃が痛くなるので、親から逃げるために家を出て散歩をしていた。

この逃避散歩のコースは毎日固定で、その道中に神社があるので、毎日のように神社を訪れていたという訳である。なお、毎日神社に通っていながら「第一志望の大学に合格できますように」とお百度参りするような事はせず、毎日長時間のなろう閲覧で害された頭で「ロリババア狐とかいねえかなあ」と考えていた。

 

そんな思い出深い神社に今日は行った。「お主、ワシが見えるのか?」という声を期待しながら神社の前を通ったが、浪人時代と同じく、ロリババア狐に合う事はできなかった。