2022年6月6日~6月12日の日記

6月6日(月)

vocaloid-collection.jp

ボカコレ2022春が開催されてから、ルーキーランキングTOP100に選ばれた作品を順番に聴いていて、今日やっとすべての作品を聴き終わった。

100曲の中でも特に『最高の歌詞が書けたから騙されたと思って観てくれ』と『お気持ち表明いいですか?』が好き。僕は肉体こそ成人男性なものの精神は女子中学生だからかわいい曲が好きだし、あとオタクだからメタ表現が好き(オタクは全員メタ表現が好き)で、この両方を満たす上記2曲は好きにならざるを得なかった。

睡眠とパソコンでははゆ茶さん(最高の歌詞が書けたから騙されたと思って観てくれの作者)とてぃれみのさん(お気持ち表明いいですか?の作者)を応援しています。

 

6月7日(火)

ドミノピでピを頼んだ。

硬派なデブなのでプレーンピザ+チーズ追加が一番好き。ピザに具など不要。チーズの油分をコーラで流し込むのみ。

 

 

6月8日(水)

himamogumogu.com

暇を味わう』で記事を書いた。「おしりから あじさいの花が 生えている(梅雨の俳句)」という、おしりからあじさいの花が生える男の話です。

 

6月9日(木)

昼夜逆転してしまった。気を抜くとすぐに昼夜逆転する。僕は根っからの夜型人間で、気づくと朝9時に眠り18時に起きる生活になってしまう。多分そういう情報がDNAに刻まれているのだと思う。自分の一族の家系図を見たことがないが、遡ればどこかにヴァンパイアがいる気がする。曾曾曾曾曾曾曾曾祖父あたりにヴァンパイアが絶対いる。でないと説明がつかない夜型人間っぷりだ。

ここ数年ずっと身体がダルくて何をする気にもなれないけど、もしかしてこれは血を吸っていないからなのかもしれない。誰かの血を吸えば途端に元気になったりしないだろうか。僕に首筋を差し出してくれる心優しい方、連絡ください。

 

6月10日(金)

ヴァンパイアの設定として「若い処女の血を最も好む」というものがあるが、あれは商業作品としてヴァンパイアを扱った時に盛り込まれた二次創作であって、伝統的なヴァンパイアは別に処女厨ではないらしい。たしかにおっさんがヴァンパイアに襲われる作品よりも若い処女が襲われる作品のほうが売れるのは想像に難くないが、ヴァンパイアの血を引く者としては不愉快な話だ。

資本主義の野郎、僕の曾曾曾曾曾曾曾曾祖父を変態に仕立てやがって。こんちくしょう。

 

6月11日(土)

昼夜逆転しているので、深夜2時に散歩に出かける。

深夜2時は深夜徘徊者《ミッドナイト・ウォーカー》にとってのゴールデンタイムだ。1時台はパトカーで巡回中の警察に職質を受ける頻度が高い(気がする)し、3時を過ぎると日の出こそまだなものの、空が明るくなってきて、我々ヴァンパイアの血を引く者としては気分が滅入る。だから2時台がゴールデンタイムだ。僕も深夜に散歩に出かける時は2時台に出ることが一番多い。

他の深夜徘徊者もこの時間が好きなのか、2時台に外にいると荷物も持たずプラプラ歩いている人と出会う頻度が高い。深夜に人と出会った場合、目を合わせずに歩くペースを早めるのがマナーだ。深夜徘徊者は臆病なので、他人に目を見られるのを嫌う。さらに人が近くにいる状況も嫌うので、互いに目を合わせずに距離を取るのがマナーとされている。

 

6月12日(日)

今日も深夜2時ごろに深夜徘徊をした。静かで暗くなった住宅街を歩いていると、曲がり角から走って飛び出してくる人がいた。その人の走り方はすごく必死な感じで、猫背で前かがみになりながら、犬かきのように手を動かして走っていた。モンスター映画に出てくる、怪物から半狂乱になって逃げる人の走り方だった。

そんな走り方をされたら、あの曲がり角の先に何があるのかが気になる。あの人は何から逃げて来たのか、そこに何があるのか。あの人を食べようと嗅ぎまわる巨大な怪物でもいたら面白いな、と思いながら曲がり角に行ってみたが、当然そこには何もいなかった。

つまりさっきの人は何もないのに必死に走っているだけの人だった。ただただ運動不足がすぎるせいで変な走り方になっていたのだと思われる。まあ深夜2時に外を走り回っている人なんて、長年の引きこもり生活に終止符を打つべく、とりあえずランニングから始めることにしたものの、部屋から出るのが久しぶりすぎてうまい走り方を忘れてしまった人くらいだ。あの人もそれに近い状況なのだろう。

名前も知らないし暗くて顔もよく見えなかったけど、頑張ってください。睡眠とパソコンでは現状を変えようとするすべての人を応援しています。