睡眠とパソコン

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紙コップが切れたから紙皿でコーヒーを飲んだ

 僕はコーヒーが好きで毎日飲んでいる。朝に1杯飲んだあと、日中に作業をしながらちびちびと飲み、1日で合計4~6杯飲む。

 毎日4杯もコーヒーを飲むとなると洗い物がめんどくさい。コーヒーは着色しやすいので、コーヒーを淹れたマグカップを洗うのは他の飲み物を入れた場合に比べて大変だ。なので僕はコーヒーを飲むときには紙コップを使っている。紙コップは使ったら捨てるだけなので飲んだ後の処理が楽だ。

 

 コーヒーは良い。味もさることながら、飲むことで色々なバフがかかるのが良い。コーヒーを飲むと頭が冴え、目の前の問題に集中できるようになり、やる気が湧いてくる。総合的に見ると、一日を通して作業効率にブーストをかけられる。

 

 ただ、コーヒーをよく飲む人には共感してもらえると思うが、毎日毎日コーヒーを飲んでいると、カフェインに対する耐性ができて効き目が弱くなる。最初は1杯飲むだけで作業効率を上げられていたのが、2杯飲まないと上げられなくなり、3杯飲まないと上げられなくなり...と、コーヒーの恩恵を受けるのに必要な摂取量がどんどん増えていく。

 さらにやっかいなことに、カフェインには禁断症状がある。カフェインを抜くと頭が重くなり、手が震え、何のやる気も出なくなる。僕の場合、作業効率を上げるのに3杯のコーヒーを要するようになった頃から禁断症状が現れるようになった。起き抜けの、身体にカフェインが入っていない時点では脳が重く、何をする気にもなれない。朝の1杯を飲んではじめて元のパフォーマンスに戻すことができる。そこからバフをかけるのに3杯必要なので、1日で合計4杯以上飲むことになる。

 

 さて、そんな僕のもとに今朝はちょっとした事件が起こった。朝の一杯を淹れようとキッチンに立ったのだが、紙コップが無い。昨日の時点で最後の1つを使い、紙コップを切らしている事を思いだした。これは一大事である。僕にとって朝にカフェインを摂取できないのは死活問題だ。

 近所のコンビニに缶コーヒーを買いに行けばいいと思われるかもしれないが、まずカフェインを取らない事にはコンビニへ行くやる気がでない。家を出る気力が沸かない。カフェインを摂取するにはコンビニに行く必要があるが、コンビニに行くにはカフェインが必要。詰んでいる。

 

 仕方がないので紙皿でコーヒーを淹れることにした。

 

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 これがその時の写真である。料理下手なヒロインが作る劇物スープみたいな見た目だ。

 味はコーヒーなのだが、皿の形がいつもスープを飲むときに使う形状なので脳が混乱する。片手で皿を持ち上げてコーヒーを飲みながら、盃でコーヒーを飲んでいるみたいだな、と思った。ヤクザ映画に出てくる、盃に入れた酒を飲み交わすシーンを思いだす。ヤクザの親父はコーヒーを飲むときも盃を使っているのだろうか。